第288号:心の位置。
今日は終日研修ということで、当然、その日の夜~朝はセミナー準備となった。
昨日とてもゆる~い1日にしたにもかかわらず、眠くて眠くてなかなか進まなかった。
休んでは進め、進めては休み、亀のような進み方だったが何とか終了した。
そして、岡山に電車で向かった。
電車に乗るとまわりにいる人を感じてみるようにしているのだが、
今日はなんかじっくりとその空気が味わえていない感じがした。
なんだか、味わおうとしても体に入ってこないのである。
ちょこっとだけだが、嫌な予感と自分への信頼感が下がっていくのがわかった。
セミナー会場に入り、主催者の方や早く来た受講生の方とコミュニケーションした。
そして、授業に入ろうとしたのだが、なかなか人が集まらず・・・。
お休みの方もいて、「自分が悪かったのかな」とか、
自分自身を攻めるような気分になったり、落ち込んだりしてしまった。
授業のオープニングでも、なんとなく、味わえず気分が盛り上がってこない。
2週間のふり帰りからスタートしたが、その中で私の心を察するがごとく、
私に対する承認のメッセージを口にしてくれる受講生の方もいて、
徐々に心が軽く浮き上がっていくのが判った。
でも相変わらず、味わうという感覚は少なかった。
授業の方は、経営戦略の思考ツールを使ったコンセプトのブラッシュアップであり、
グループに分かれて各々のビジネスプランについて討議した。
グループ内で様々な意見が出て、混乱したり、明確になったりしている様子だった。
その中でも、意見、つまり、フィードバックに対する姿勢が特に重要だと感じた。
つまり、フィードバックに対して即反応してしまったり、受け取れないという場面が、
とても多く見られたのである。
「フィードバックを受け取るのを邪魔をしているのは何か。」
- 自分のおごりやプライド
- 今までの経験からくる思い込みや枠組み
- 相手を軽侮する気持ち
- 自己を尊重したい気持ち
- 自分の想いや大切にしていること
まずは、フィードバックを受け取る姿勢は、すべて一旦受け止めてみること、
そして、否定するのではなく、自分に必要な情報や視点であれば受け取り、
それ以外のものは、感謝して捨てるのである。
だから、フィードバックに対して、抵抗したり、対抗したりする必要はないのである。
そんなことを1日感じながらセミナーは終了した。
終了時に、私のフィードバックをしっかりと受け取ろうとしている受講生の姿があった。
素直で、純真で、前向きさに、コーチとしての責任を強く感じた。
そして、夕方はスタッフの方と食事をしたが、久々に開放された雰囲気で、
本当にまじめな仕事の話から、私が得意な馬鹿話にいたるまで、
付き合っていただいて、本当に楽しかった。
ありがとうございました。
そして、帰宅後、夜は可愛い師匠と明日のセミナーのために軽い掏り合わせをし、
テキスト作成、印刷、そして、進行プランとシナリオを整備している途中にダウンした。
明日は倉敷三斎市もあるからである。
「人の気持ちを味わえない感覚は、どこから来ているのだろうか。」
- その時もっている心配
- 自分の理想が高い状態
- 味わえないという自分への不信感
- エネルギーや矢印が相手に向かない感覚
- 俯瞰的に見れていないこと
自分の心の位置によるものや、その時の自分の役割によるものが大きいように思う。
コーチというモードなのか、それ以外のモードなのか使い分けが出来るようになりたい。
コーチのスイッチを入れたときに動くもの、普段から動いているものを整理してみたい。
今日も自分を承認する。
「よりよい事業計画を作るために、私が必要だと思うことを伝えていたね。」
といってみた。
「もっと熱く、かつ、論理的に使い分けて伝えられるようになったら良いね。」
と返って来た。
目の前にいる人をしっかりと味わい、感じ、そして、熱く語りかける自分で言いたいです。
今日もありがとうございました。
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