第452号:プロセス2
今日は研修2日目である。
なれないホテル生活のせいか、少し眠い。
昨日はプロセスコーチングの基盤を気付いてきたが、
今日はそれを使いながら、クライアントとともに谷に下るコーチングをする。
朝は宿題でもあった共にいられないものについて話をした。
共にいられないものを話した後、その怒りや寂しさが胸の中に残った。
それでも、平常心を保って参加しようと努力していた。
それが、ある参加者とのコーチングで一変してしまった。
何も上手にしようとか、他の人よりすぐれていることを感じたいわけではないが、
知ったかぶりで参加している人と組むと、とても嫌な気分になる。
コーチの体験もそうだし、クライアントの体験についても、
これ見よがしに、常に相手が悪いというメッセージを受け取ってしまう。
この研修のグランドルールには本当に大切なことが書いてあって、
特に、私が好きな言葉は次の内容である。
*誰一人として間違っている人はいない
*相互サポート
*初心
このように、知ったかぶりや、今の私の状態はあまり良くない。
そして、コーチとして真摯な関わりをしている時は大丈夫なのだが、
それが自分自身に向かってきたり、あまりに強かったりすると反応してしまう。
相手を味わっていると何とか耐えられるのだが、
徐々に徐々に辛くなってくる。
自分を大切にしたくなるのである。
谷を下るコーチングは、次のような手順で進められる。
ネガティブな感情が沸いた事柄について話をする。
そのネガティブな感情を言葉にする。
そのネガティブな感情の比喩をする。
そして、その感情を味わい、認知しながら中に入ることの許可を取る。
更に深く味わうよう支援する。
その経験や学びを統合し、方向性を見出す。
何時でも思い出せる仕組みを構築する
人生の味わいを豊かなものにするコーチングであると感じた。
通常、私たちは感情に蓋をして生きていることが多い。
だから、あまりに感情を味わったり、口にしたりしないようになっている。
敢えてその感情を強く感じることで、
もっともっと生きる力がわいてくるように感じた。
今日はそんな一日だった。
夜は、プロセスコーチングの宿題をした。
宿題の相手をしてくれた方から、いろいろな感情がでてきたが、
その感情を味わい、なんとか実行できた。
感謝である。
今日も自分を承認する。
思ったことや感じたことを、どんどん口にすることができたね。
と言ってみた。
もっと深く、もっと広く、そして、繊細にあじわってみたら。
と返ってきた。
自分自身に対する感情のアンテナをびんびんに感じながら言いたいです。
今日もありがとうございました。
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