第389号:爪痕を残す

今日は生産性向上のためのセミナーだった。

ビジネスマナー、チームワークコミュニケーション、

そして、今回は生産性改善シュミレーションゲームである。

折り紙を使った製品をチームで作り、その生産性を改善して行くというものである。

生産をストップウォッチを活用して、連続観測を行い、

測定、集計、分析から、問題点の抽出と解決策の立案を行い、

最終的には再度生産を行い、改善の効果をみるというものである。

研修そのものに対して抵抗感があるのかと思いきや、

本当に真剣に楽しそうに取り組む姿がそこにはあり、正直言って、びっくりした。

従業員にとって教育は、やはり、大切にされているという実感が感じられることなのであろう。

各チームの気づきは下記のとおりである。

1. 生産性を上げるためにはチームワークが必要である

2. 改善する側、改善される側ともに経験することで、言った通りに改善してくれるよろこび、       逆に改善提案する側の難しさ

3. 作業やつくりすぎのムダなど

 

伝えたいことはねらい通りであり、研修はひとまず成功に終わったように思っていた。

終了後、会話をしていた時のことである。

次のような言葉が聴こえた。

「研修と現状とのギャップは大きい」「改善のやり方は一通り体験した。」

この研修の気付きを生かした研修活動への意欲は感じられなかった。

正直、ショックだったし、実際は難しいんだろうと思った。

私は、次のように思ったし、問いかけたかったし、伝えたかった。

「今日1日かけて勉強してきたことを、現場でどう生かしていきたいか?」

「自分の現場にあてはめて考えると、どんな無駄があると思う?」

「どんな職場を手に入れてみたいですか?」

そのことについて、分かるまで思いっきり伝えてみようと思った。

単にコーチとしてかかわるのではなく、胸の中に手を突っ込んで、

心を握りつぶして、傷跡を残してでも今回の学びを忘れられないようにしてやりたいと思った。

そして、少しでも生かしてほしいと思った。

本気で話をして分かったことは、目的が同じであれば必ず通じるということである。

結果は出ていないが、相手を信じて、思い切ってかかわりを持つことが大切だと感じた。

 

今日も自分を承認してみる。

「相手のために、ダメなことはダメとはっきりと伝えてあげることができたね。」

と言ってみた。

「もっと、インパクトを持って伝えるにはどうしたらいいか考えてみたら。」

と返ってきた。

相手の成果に、愛と厳しさを常に持っている自分で言いたいです。

今日もありがとうございました。

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