第282号:父がくれた物。

今日は日曜日ということで、朝はゆっくりしていた。
耕にテニスに行くかと声を掛けると、飛び起きて服を着替えて準備OKとなり、
2人で出発した。

子供にとってはお父さんと一緒にすごすということが本当にうれしいらしい。
昨日の幼稚園の運動会でも、みんなの前で私と一緒にいることを誇らしく感じていて、
一緒に競技に出るというより、自慢げな表情に見えたのを思い出した。

今日は本当にうれしそうだ。
車に乗り込むと、私に対する耕によるコーチングが始まる。
私がいつもそんなしゃべり方をしているからかもしれないのだが・・・。

「おとうさんは、何が好きなの?」
「どうして?」
「今日はどうしたいの?」

ちょっと6歳の子供っぽくないくらいの会話をするのだが、悪い気はしない。
もっともっと、いろいろなものに好奇心を向けてくれるようになったらうれしい。

それから、相対的な味覚や温度に対する体感覚などもつかんでいるようだった。
甘いものを食べた後、オレンジジュースを飲むとすっぱく感じるとか、
暖かいところから寒いところにでると、より寒く感じるとか、
子供なりにそんな感覚を持ち始めているようだ。
できるだけ、なぜそう感じるのかをもう一歩踏み込んで理解させられるようにしたい。

それはともかく、一緒に車に乗って、お気に入りの曲の入ったCDをかけながら走った。
私と耕の好きな曲は、ゆずの栄光の架け橋、森山直太郎のさくらなどである。
一緒に、絶唱しながら車を走らせた。

朝の涼しい空気の中、耕と一緒に過ごし、感じあうことのよろこびの中から、
心の底から湧きあがるようなエネルギーを感じた。
更に、栄光の架け橋の歌詞が、私の胸の中を駆け巡り、熱くなり涙を押し上げてくる。

栄光の架け橋のフレーズで特に感じるのは、次の部分である。

●決して平らな道ではなかった けれど確かに歩んで来た道だ

●いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある だからもう迷わずに進めばいい
 栄光の架橋へと…

涙がこぼれんばかりになり、いろいろな感情が湧いてくる。

「私にとって、この歌詞にはどのような意味があるのか。」

  1. 自分の今までの努力に対する承認
  2. 周りの愛しい人たちへの賞賛
  3. 積み重ねである今は前向きなものであること
  4. 常に今を生きるということ
  5. 子供の将来への希望

などなどである。
うれしくて、楽しくて、本当に生きていて良かったと感じる。
なぜか分からないけど、父への感謝の気持ちが湧いてきた。

確かに子供の頃は、遊びたくても遊んでもらえなかった。
内股で、食べ物の好き嫌いが多く、集中力のない私に父はがっかりしていた。

もっというと、運動神経については父は国体選手になるくらい優秀だったのだが、
私は、学年の中でも最も運動が出来なかったのである。
いつも、どうせ出来ないだろうとか、ムダだとか、お前は足が遅いとかというし、
そのことに立ち向かうことから逃げる私にあきらめを感じていたいのだと思う。

そういうことなのに、なぜ感謝かというと、
父が生きてきたその姿が、生き方の指針となり、希望を持つことが出来たからである。

「絶対に自分にも出来る。」

子供の頃からの父と、今一緒に仕事をして感じた父とごちゃ混ぜになっているが、
見つめてみたいと思う。

「父がくれた大切なものには何があるか。」

  1. 自分も必ず成功するという自信
  2. 和やつながりが大切だという農耕民族の心
  3. 相手の望んでいることを重視したコミュニケーション
  4. コツコツと努力することの大切さ
  5. リーダーとしてやり切ること、率先垂範することの大切さ
  6. 自分の責任で自由に生きるということ
  7. 新しいことに挑戦し、出来ない事はないという心

直接的な会話によってはあまり伝わらないのだが、
コンサルティング先での会話や、以前の会社の部下の方の口を経由して耳に入る。
また、言葉ではなく、その姿や態度を見ることで感じているのである。

私は、父と違い、姿や態度だけでなく、コミュニケーションのスキルを使って伝えたり、
引き出して行きたいと考えている。

テニスのほうはというと、テニス会場について本当に楽しそうに私に話しかける耕に、
テニスコート内でのルールを教えたり、
多くの人の中にいるときの姿勢のようなものを感じてくれると良いと思った。

テニスのほうは、空手で鍛えているだけに体の調子も良く、また復活を誓った。
夕方はまた耕とジョギングしたが、先日左のわき腹に受けた蹴りの痛みがあり、
適度にして、アスレチックをして帰った。

さらに、夕食は久々に晩酌をした。
友人から頂いたワインを焼肉で頂いた。
おいしかったし、まさに至福の時であった。
結局、久しぶりに家での酔っ払いとなり、寝てしまった。

今日も自分を承認する。
「テニス仲間、そして、家族との時間を味わいつくし、感じあうことが出来たね。」
といってみた。
「毎日がこのくらいの深い味わいがもてると、生きる学びがもっと深まるね。」
と返って来た。

一緒に生きるよろこびを味わい、共に成長する私で言いたいです。
今日もありがとうございました。

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コメント (1)

A really good answer, full of rainoialtty!

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