第274号:全身全霊。
今日は産業振興財団のプレインキュベーションセミナーの講師である。
内容は事業計画の作成についてであった。
最近の私はコミュニケーション系のセミナーが中心であることから、
一方的に話す講義に抵抗感があり、どうにかならないか考えていた。
もちろん事業計画の作成なので、それを伝えるために十分なテキストの準備が必要である。
昨日の20時位からPCに向かい、うんうん唸りながら資料をまとめた。
結局、テキストがまとまったのは朝の5時だった。
昨日の午後の睡眠がとっても効いていて、最後まで何とか持ちこたえることが出来た。
正直テキストが出来た瞬間はほっとした。
いつもこの状態で本番に入ってしまうことが多いのだが、
伝えたいこととそのロードマップについて整理してみた。
そして、アイスブレイクや自己紹介などを活用して、単に伝えるだけではない、
深く印象付けられることは無いかを検討した。
というわけで、8時には家を出て、自転車に駅に向かい、電車に乗った。
なんとなく、体に力が入らず、きっと周りの人には肩が落ちているように見えただろう。
岡山駅についた時には9時前になっていたのでタクシーに乗って県立図書館へ。
なんとか無事に到着することが出来た。
授業の方は、定刻にスタート。
私は私年表ということで生い立ちから今まで、そして、これからのことを話した。
私の今のベクトルを生み出してきた過去を知ってもらい、
そして、今もう一度センターコートに立ちたいと言う想いをこめてビジョンを語った。
“センターコートプロジェクト”である。
最初は力がなかなか入らなかったのだが、徐々にエネルギーが湧いてきた。
そして、私のミッションやプレゼンスが一番大事だと感じ始めた。
思いっきり、相手の想いを感じ、私も自分の思いを感じながら伝えようと想った。
そんなわけで、事業計画の前提となる想いやビジョンを実例を通じて説明した。
さらに、プレゼンテーションのアイスブレイクのワークで以下のことをアウトプットした。
- 想いを伝える
- 五感にうったえる
- データで根拠をしめす
- 相手のニーズを理解する
このことが、目的を持って事業計画を作成し、活用することを説明するのに、
非常に重要な気付きであったように思う。
それから、経営理念・ビジョン、事業コンセプトを作成し、
コンセプトへのこだわりと顧客の価値を創造するための経営戦略の宿題を
提示したところで今日の授業は終了となった。
今日一日は、受講者の方々が本当に前向きで、理解力があって、そして、
何よりも人の気持ちの分かる素晴らしい方々ばかりで、本当に楽しい授業となった。
(皆様本当にありがとうございました。)
あまりセミナーが得意でない、好きでないといっていた自分にとっては、
本当に良い経験となり、今後セミナーに取り組む勇気になったと感じた。
今日も記念すべき日である。
「今日のセミナーで良かったのはどんなところか。」
- 気負うことなく、ありのままで臨めたこと
- しっかりと場の空気を味わい、感じられたこと
- 受講生との双方向のコミュニケーションのある授業であったこと
- テーマが最近の自分の活動に即した内容であったこと
- 自分自身のことを活用して伝えられたこと
それと、受講生の方からフィードバックをもらった。
「本当に笑顔で楽しそうに授業を進めていたので、私も楽しかった。」
この言葉は、私のハートにドーンと来た。
落ち着いて、双方向のコミュニケーションをしながら、それを味わい楽しむのである。
それが、お互いに楽しい。
全身全霊で楽しみ、想いを伝えている感じである。
当たり前のような話であるが、本当に大きな気付きである。
「もっと改善するとしたらどんなことがあるか。」
- もう少し具体的な事例を伝えること
- ロードマップのイメージをより精緻化すること
- 自分らしい伝え方を鍛えること
- 余裕とユーモアを持つこと
という具合である。
そういえば思い出した。
この間、東京で研修を受けた時の講師をイメージモデルにしていたような気がする。
笑顔の感じや、ゆっくりしっかり伝える感じ、受講生の方をしっかり味わい受け止める感じ、
すばらしい授業の進め方だったのを思い出した。
しばらく、イメージの中で師匠になってもらおう。
夜は、都銀である資格講座の受講生として来てくださっていた方が東京に転勤になった。
というわけで、2人で送別会をやった。
頭の切れはもちろん、ビジネスに対するスタンス、
そして、相手のハートを重視したコミュニケーションが素晴らしくて、
いつの日かまたご一緒するのを約束して、さよならした。
きっと新天地でも活躍してくださることと思う。
そして、めちゃくちゃ酔っ払いだったのだが、その勢いでピープルへ。
相変わらず、辛口のトークを聴きながらショコラバナナソフトヨーグルトを食べた。
おいしかったが、酔っ払っていてよく味が分からなかった。
そして、電車に乗って帰ったが寝過ごして倉敷駅まで行って、引き返すことになった。
よっぽど疲れていたんだと思う。
家についてメールを確認して、お風呂に入って寝た。
今日も自分を承認する。
「苦手なことに、気負うことなく、あるがままの自分で取り組むことが出来たね。」
といってみた。
「そう、自分が苦手であるというイメージを塗り替えてみたら。」と返って来た。
生きるしあわせを創るという想いを感じ、全身全霊で伝えられる自分で言いたいです。
今日もありがとうございました。
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