第268号:野球少年の心。

今日は日曜日、昨晩から耕に明日の朝はジョギングに行くと伝えておいた。
少し疲れていたのか朝はゆっくり目が覚めた。
そして、嫌がる耕と一緒にジョギングに出かけた。

準備運動をして、軽く走り始めた。
まだまだ、グズグズしている耕を想うと、気持ちが前に向いていないことがわかる。
遊園地の坂を上り、細いトンネルを通った。

その細いトンネルの中で、いつも壁に手をつき、足上げトレーニングをする。
いつもなら足をつかみ、その足を私の手を使ってあげるイメージを作るのであるが、
今日は比較的フリーにして、腰が下がらないように押さえていた。
本人の力で足上げトレーニングをしたのである。

そして・・・、また走り出したが、異変が起こった。
遊園地を通り抜けたところから、急なのぼりの坂道になるのだが、
そこに差し掛かったところで、耕が「よしっ」と叫んだと思うと、
全力疾走でその坂道を登って行ったのである。

一生懸命に追いかける私(といっても私はさすがに全力ではない)、
前をしっかりとにらみ、渾身の力を込めて、ひざを前に押し出す耕、
もう後30mくらいのところで、「最後まで!」と叫ぶ私。

基本的には、この坂をゆっくりでも走って上るのが嫌で走るのを拒んでいたのに、
今日はそれに向かって耕が立ち向かったのである。

上り切ったところで、ゆっくりと呼吸を整えながら、いつもの見晴らしの良いところに。
ついた瞬間に耕を抱きしめて、「よくやったね。気持ちが前向いてたね。」と、
思いっきり承認した。

満足そうに遠くを見つめ、小さく頷く耕の横顔は自信に溢れていた。
更に質問してみた。

「今日の眺めはどうだい。いつもと違うか。」

「うん、違う。」と小さく頷き、返って来た。

「なにが、どうちがうの。」とききたかったが、
じっくりとその感覚を体で味わっているのが感じられたのでやめておいた。

そこから、小学校の裏のグランドが見える場所に出た。
中庄ビッグボーイズという少年野球チームが練習をしていた。

そうしたら、グランドの中から手を振る“歳を取った野球少年”がいた。
先日あるクライアントの施工業者としてばったりと会った一つ下の幼なじみだった。
子供たちを指導したり、野球の話を語る野球少年の瞳は、
もう一度甲子園やプロ野球への夢へ向かっているような感じがした。

同時に先日の耕の誕生日に父からバットとグローブがプレゼントされたを思い出した。
父は子供のころから野球選手になりたかったらしく、その夢を未だに持っているのだろう。
夢というのはこんな風に次の世代に伝染していくのだろう。

家に帰って朝食を食べながら、江川が出ている日テレの朝の報道番組を見ていると、
桑田真澄の引退さよならイベントを開いているシーンだった。
どうやら欽ちゃんを始めとした有志によるさようなら試合が行われたようだ。

最後の最後まで野球が好きで、夢をあきらめずに、
白球を投げ続けた一人の男がユニフォームを脱ぐシーンであり、
その生き様に感動し心が震えた。
いろいろなことがあったと思うが、きっと、その野球人生をまっとうできたのだと思う。

「あきらめをなくし、生きるよろこびの輪を創る」

私が生きていて、この世の中で実現したいことが再度確認できた。

昼前からは、加藤せい子ちゃん率いる総社の“ちみち”のイベントを家族で見に行った。
本当に多くの参加者が楽しそうに町を歩き、
さらには、メインストリートにはいろいろな仕掛けが施され、
それも、主催者側が用意したものもあるが、どちらかというとその地に住む人が、
工夫し、その手で作り出したものが多いように感じた。
活気とエネルギーのあるイベントであった。

多くの人が動くイベントだからこそ、いろいろな問題はあるのだろうが・・・。
最高の出来だと思った。

せいこ子ちゃんは街中を自転車で観察していた。
そして会って、手をつないだ。
真剣な瞳には、リーダーとしての誇りと責任が感じられた。

夜は師匠との打合せであった。
相変わらず、私のばらばらに出てくるやりたい話しを、整理しながら聞いてくれる。
そして、お互いに人のよろこびについて意見を交換したり、
カウンセリングやコーチングの手法を持つ支援者としてのスタンスについて、
お互いの理論から答えを求めようとするプロセスが本当に楽しかった。

今後の方針も含めていろいろな物がまた見えてきたし、
実施すべき超短期、短期、中期の課題も明確になってきた。
本当に感謝である。

今日も自分を承認してみる。
「自分のエネルギーが強く動く方向に、時間を使っていくことが出来たね。」
「結局メールやブログの時間は長く使ってしまったけど、エネルギーが大切だね。」
と返って来た。

本当の想いを大切にし、その人を信じ、生きるよろこびを分かち合う自分で言いたいです。
今日もありがとうございました。

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コメント (2)

西田様

こんにちは。 
れとろーどのお越しくださり、ありがとうございました。
たくさんの参加者とお客様の笑顔を見て、今までの苦労が吹き飛びました。

いろいろなところで、支えてくださりありがとうございました。

今日はちみち主催「みちくさ小道」ロハスな昼下がり ハーブ石けんづくりのワークショップをしています。

やはり現場は楽しいですよ。

西田さんも、何かのプログラムに参加してください。
よろしくお願いします。

(注)れとろーどは、文化協会主催で~す。

オードリーさん

ご丁寧にメールありがとうございます。
今まで真摯に取り組んできた賜物ですね。

是非、家族も連れて参加させていただきますね。
現場で楽しんでいるオードリーさんにお会いするのを楽しみ伺いたいと思います。

それでは、また。

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