第253号:向き合う。

今日は研修2日目である。
前日までの疲れと昨日のお酒でまたも起きられなかった。
というより、ちょっとグズグズして家を出るのが妙に遅くなってしまった。

おまけに、最寄の駅に着いた瞬間に電車が来てしまい乗ることができず・・・。
さらに悪いことに、次の電車は急行列車で通過。
そして、次の電車は途中で分岐して別の方向へ行ってしまうものだった。
仕方がなくその電車に乗って向かいギリギリ間に合ったが、朝から嫌な気分になった。

今日のメインの内容は、サボタージュである。
このサボタージュは、価値観に基づいたり、未来の自分を手に入れるために行動し、
ありたい姿を実現しようとした時に現れ、耳元で囁くもう一人の自分のことを言う。

昨日の宿題として、このサボタージュの声を書き出しておいた。
私の宿題の結果として、コーチングビジネスの展開、自社組織の拡大、
それから、ある勉強をしようとした時に起こっているということがわかった。
どの内容についても、非常に私にとって大切なことばかりだ。

「サボタージュの囁きの種類にはどのようなものがあるか。」

 ・自分には出来ないという過去、現在、未来の自分を値引したもの
 ・現在の自分で十分という現状満足したもの
 ・目的や価値観とのすり替えによるもの
 ・いかにも妥当であるかのようなふりをしたもの
 ・あきらめや怠惰な心によるもの
 ・周囲の人からの評価の言葉を推測したもの
 ・将来の不確実性やリスクがあることを理由にしたもの
 ・全く別々の価値観の対立によるもの

サボタージュについてファシリテータによるデモ・セッションがあった。
ある価値観を実現しようとした時に囁く声を明確にして表に引っ張り出し、擬人化する。
さらに、「その声がどこから聞こえるのか。」、「どんな声なのか。」、
「その声が聞こえて来た時にどんな気持ちになるのか。」、「体の感覚はどうなるのか。」
などを明確にするのである。

このようなサボタージュの声が明確になるだけでも、かなりスッキリするケースがある。
それが本当のサボタージュだとわかっただけで、対処できることもあるのである。

デモセッションの中では、本気でサボタージュと戦うというシーンがあった。
後ろからしがみついて重くのしかかるサボタージュを罵倒し、投げ飛ばし、振り払い、
最後は渾身の想いをこめて吹っ飛ばす。
サボタージュと正面から向き合い、戦うということである。
そこには、立ち向かい、乗り越えるエネルギーを感じた。

もう1つのデモセッションの中では、価値観やビジョンを思いっきり味わい感じることで、
サボタージュを無視して目標や計画に落とし込むというものである。
ここで大切なことは、価値観に基づく体験やビジョンのイメージを通じて、
サボタージュが熱くて解け落ちてしまうほどのエネルギーを持つことである。

「本当はやりたいと思っているけど出来ていないこと。」というテーマで、コーチングをした。

そして、私は今までに気付いていない、というか、
気付いていてもサボタージュだとは思っていなかったサボタージュを発見した。
昨年から何度もその壁を乗り越えようとして、ぶつかっては自信を失い、
上ろうとしては落っこち、さらにいうと、戦う気さえ起こらないくらいになった。

そいつは影を潜めていて静かであるが、それでいて強いやつなのである。
だから私は最近逃げの一手を繰り返している。
ずっと一緒にいるので、一心同体となっていて、どこにいるのかも解らないし、
だから、戦う勇気も湧いてこないのである。

続いて、導入セッションについてである。
コーチングを効果的に進めるための、意図的な協働関係を築くことが大切である。
もちろん、この協働関係が築かれない限り、コーチングセッションも上手く行かないのである。

「導入セッションの目的が、意図的な協働関係を作ることなら、どんな関係がいいか。」
 ・深く理解し、核心が見えている
 ・信頼していて、オープンにコミュニケーションできる
 ・間違っている人はいないし、何があっても見方である
 ・クライアントの可能性を信じられる。
 ・セッションの成果に対するお互いのコミットメントがある

というわけで、まず、クライアントがコーチングに何を求めているのか、
期待しているのかを知ることがが大切だと思う。
その手がかりとして、未来の自分や価値観を知ることが必要だし、
それが満たせていない場合、何を障害だと感じているのか、
つまり、サボタージュの声を明確にする必要があるのである。
もっというと、サボタージュに悩まされているクライアントに対して、
どのように対処して欲しいかという要望を聞いたり、教育をすることもできる。

そして、コーチングで一番重要なのは、クライアントを信じることであり、
“間違っている人はいない”というコーチングの理念を伝えることである。
このことで、クライアントは自分を完全な存在として捕らえ、自分を信じ、
自分の責任でありたい姿を実現できるようになるのである。
もっと言うと、コーチ自身の確認にもなり、強固な信頼関係を築く重要なポイントとなる。

結局のところ、自分がどういう協働関係を創りたいと思っているのかが重要なことであり、
相手のが望んでいることや、自分がどうしたいのかを明確にすることが大切だと思った。

そして、充実した状態を得るのに最も大切なことは、SMARTゴール作りである。
確実に達成されるということよりも、ハラハラ、ドキドキ、スリリングな目標であることが大切である。

「いつでも、どこでも、誰とでも、気さくなコミュニケーションができる自分になりたい。」
ということで取り組んだが、
最初の目標設定は、「いつでも胸にエネルギーとなる音楽を持つこと。」
というわけの解らないものが出てきた。
要するに調子がいいときは、音楽が流れているということなのである。

良い関係の仲間がいるという意味で、テニス仲間を集めたいという話をしていて、
最初の目標設定としてはテニスサークルを作ってみたらという提案を受けた。
そして、それを実現するための目標として100人に声を掛けるということも出てきた。

正直言って、そこにはスリリングでワクワクする自分と、
そこへ行くのは無理というサボタージュの両方が存在していて、前に進めない自分がいた。

特にテニスサークルということになると、「事務的な負担が大きくなるぞ。」とか、
「こんなにやることが多くなっているのに、絶対無理だぞ。」とか、
「どうせお前のところに人が集まるわけないぞ。」とか、
「他のサークルに参加してるんだからいいじゃないか。」とかという声が聞こえてきた。

決断にはいたらなかったが、ちょっと音楽を生活に取り入れて、
気楽なコミュニケーションを多くの人ととるために、「テニスやんない!」と声を掛けることにした。
今思ったのだが、自分らしく、テニスが好きであることを伝えてみたい。
ラディカルアクトは、「テニスやろう。」と声を掛けること。
そして、きっと自分だけの気楽な仲間の集まる世界を創りたいんだと思った。

今日の締めくくりになるが、充実感のためのコーチングは、
クライアントのエネルギーの動きを徹底的に見ることが大切なことが解った。
何を実現したくて、そして何に立ち止まっているのか。
それをエネルギーの動きからレベル3で感じ取り、フードバックし、しっかりと味わうのである。
そうすることで、クライアントは充実した状態に向かって歩むことができるようになるのである。

今日私は、自分のサボタージュを明確に感じ取ることができた。
そして、私自身が、同時に充実した状態に向かう重要な要素として、
コミュニケーションという課題が明確になったように思う。

自分への値引、他人への無関心、そして、人とのつながりの弱さ、
これらが全て、今を味わい、自分と相手を味わい、
気楽でオープンな心を持つことで解決できると感じた。

そして、夜の宿題セッションでは、可愛い人とじっくりと楽しいセッションをすることが出来た。
時間を頂いたことに感謝である。
セッションの中で思い切って手をつなぐことが出来た。
いわゆる体感である。
暖かい感覚や感情が伝わってきた。
コーチが怠ることなく、クライアントの望みを引き出すことが大切だと心から思った。

今日も自分を承認してみる。
「自分のことをしっかり見つめ、大きな気付きを得ることが出来たね。」と言ってみた。
「本当にありたい自分に向かって、サボタージュと向き合って前向きに進むだけだよ。」
と返って来た。

自分を甘やかせたり、自分と戦ったり、そして、熱いハートのエネルギーを胸に秘めて言いたいです。
今日もありがとうございました。

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