第245号:本質。
朝起きるとあまりの気持ちの良さで動けなかった。
ただ、昨日から嘔吐で苦しんでいた耕がひとりで起きてごそごそしていたので、
話しかけると「おなかへった~。」だって。
妻におなかが減ったらしい旨を伝えると、おかゆを作って食べさせた様子だった。
そんなオープニングの朝だったが、行く先々で見積りやアウトプット資料があるため、
早速仕事に取り掛かった。
集中して取り組んだので、満足いく程度には進めることが出来た。
今日一日は、地域資源の打合せ、販路となる会社との契約の話、そして、
県北の農産物加工・販売会社のコンサルティング、
最後に、支援ネットワーク『知恵の輪』の送別会である。
最近、情報不足や、自分への信頼感の低下で、会話が上手く行かない感じがする。
特に師匠と一緒に行動をしていると、根っからのビッグチャンカーである私は、
詳細な話や具体的な事例になるとめっきり弱いということに気づく。
これが情報量の不足という言葉になるのかもしれない。
このことが理由で今日一日もなんとなく会話がかみ合わない感じを残しつつ、
チャンクアップしたり、チャンクダウンしたりを繰り返していた。
具体的で、細かい表現をする人が多かったので、常に何が本質なのかを常に感じていた。
「本質とは何なのだろうか。」
- 言葉の裏にあるもの
- 本当に望んでいること
- 言いたいこと
- 大切にしている信条
- 手に入れたい感情
まさにアクティブリスニングであり、大きい主題のことである。
小さい主題の奥底にもぐりこみ、その感情を感じ、
その感情の中にある一番大切なところを見つけるのである。
そこにあるものは、BeingとDoingである。
Beingに関する質問は下記のとおりとなる。
・どうありたいの?
・どう生きたいの?
・どんな自分でいたいの?
Doingに関する質問は下記のとおりである。
・どうしたいの?
・本当にしたいことは何?
こんな感じに、その人の人生にぐっと差し込むような質問がある。
このことを、コーアクティブコーチングでは、核心のスキルと呼ぶ。
そういえば、最近、この核心のスキルを使うことにためらいを感じることが多くなった。
いわゆるサボタージュであり、「言っちゃいけない」とか、
「言ってもちゃんとした質問が返ってこない」とか、
「何、突然わけわからんことを言ってんのと思われるのではないか」とか、
使ってもないスキルを心配して出せないのである。
「何が邪魔をしているのか?」
- 今までの失敗したときの経験
- 相手のことが十分に聴ききれていない
- 感情や核心に迫る気力がない
想いをしっかり聴き切り、松岡修三のように熱く語りかける自分であれば、
相手に愛を持って言えるはずである。
そういえば、愛しいクライアントに対しても、核心に迫り、熱く伝えたことがある。
でも、自分自身がそのように生きられていないこととのギャップを感じ、
そのギャップが自分を苦しめ、自信を失わせてしまったのである。
そういう意味では、今日は核心に迫るケースが何度かあった。
コンサルティングの現場でも、飲み会の席でも・・・。
結構酔ってみんなが自分の理想を語り始めたとき、そこに本質があるのだ。
こんな、リラックスしていて、開放された状態で、コーチングが出来ると良いと思った。
今日も自分を承認してみる。
「相手の大きい主題をしっかりと感じ、相手のために厳しい自分でいることが出来たね。」
といってみた。
「もっともっと、本質に迫ってごらん。もっともっと、好奇心をもって臨むことだね。」
本質を鷲づかみにして、相手のために全てをかけられる自分で言いたいです。
今日もありがとうございました。
トラックバックURL
コメントを書き込む