第149号:心震える。

昨晩、子供が風邪を引き、調子が悪く、夜中に何度も起きた様子だった。
そのせいか、なかなかみんな起きる様子がない。
私のほうはというと、一応、今日はClub Chairwalker 2008のイベント本番であるため、
どんなドラマが起こるか楽しみで目が覚めた。

5月はなんかの占いで心のエネルギー不足が起こるというようなことが書いてあった。
最近は特に占いを信じる事もなく、ただへぇ~というくらいで見ているのだが、
本当に5月中旬まで、心がカラカラで何にも反応しないような状態だった。
あることがきっかけで、その心も正常に機能し始めているような気がする。

風に揺れる木の葉、雨音、人の表情、この世の中にあるいろいろなものに対して、
心が動き、震えるのである。
例えば、今回のイベントの中でも、ファッションショーの車いすのモデルがステージ上で
思いっきり手を振る、心から笑顔になる時、私のハートにも激震が走るのである。

あるいは、学生ボランティアの子達と一緒に昼食をとり、彼らの想いを聞いたり、
楽しく談笑しているだけで、この子達のしあわせを作ってあげたいと思ってしまう。
愛しい人たちでいっぱいになってしまう。

ということで、イベントのほうはピロレーシング長屋さんの「それでも僕はあきらめない。」
という講演を皮切りにスタートした。

特にここでは、長屋さんを支える人に私の感心はあった。
ビデオの中で出てくるお母さんは、本当に父と母の両面を持ったような大きく、かつ、
子供を思う心があふれるような人だった。

また、フィアンセ?の女性は、献身的で長屋さんをその全てで支えているような感じがした。
講演会が始まってからはずうっと泣きっ放しで、綺麗な瞳から涙があふれていた。
そして、会場からタクシーに乗るとき、長屋さんを担ぎ車に押し込む。
細い身体からは想像もできないくらいのパワーだ。
後ろから見ていると、背中がしなやかな筋肉の幹のように見えた。

次は松永選手であるが、長屋さんとは対照的に明るく、かつ、クールに人々に接する。
身体のみならず、心の芯までブレを感じない人だ。
北京パラリンピックにいく理由、いや、いける理由が見えるような気がした。

ステージ上でも、気取るわけでもなく、はしゃぎすぎるわけでもなく、でもしらけず・・・。
クールな演出に心からかっこいいと思った。
女性をエスコートするシーンでも、ちょっと照れた感じであるが、懐の深さを感じる。

それから、車いすのモデルと学生とのコラボレーションによるファッションショーだ。
印象的だったのは、モデルを舞台に送り出した後の学生たちである。
舞台裏で心配そうにモニターをのぞき込み、生き生きと演じるモデルに頬が緩む。
そして、舞台から降りてくるモデルと再会したときに、涙があふれ出る・・・。
まさに、モデルと学生が一緒になれた瞬間である。
お互いに心を震わせ合い、協働のよろこび、そして、生きるよろこびを共に創っている。
エヌティ・クリエイトの理想にも近いと思った。

そして、学生ボランティアとの会話であるが、特に気になったのが、
キラリ☆ネットの学生たちである。
彼らは、清掃や植林等などの地域のイベントに参加し、
社会貢献することによろこびを感じているそうである。

ある学生は、高校のときの恩師にボランティア活動の意味を教えられ、
今のような活動を続けているということであった。
きっと、しあわせな世の中を作り、そして、しあわせな人生を過ごしてくれるものと思う。

そして、最後にスクールタイガーの河村由美子さんである。
進行性の難病と戦いながら、このイベントの演出に力を注いだ人である。
今回のイベントの裏の主人公とも言える。
病気の進行によって、会社を続けることができなくなってしまったが、
最後の力を振り絞っての参加である。

最後に、サプライズということで河村さんには花束が贈呈された。
そして、彼女のコメントの中に、「思い残すことは何もない。」とあった。
命が燃える瞬間だと思った。

今回のイベントは、モデル、スタッフ、観客の全員がお互いの命を燃やして、
ここにいて、心が震えあっているような気がした。
これがイベントだと思った。

最後になるが、O君が大きな声で同士たちと語らい、仲良くなっている姿がまぶしかった。
もっともっと、仲間を増やして、同じ時間をしっかりと味わい成長して欲しい。
あとは、こういったイベントの成功の裏で、
何故かネガティブな感情と向き合っている自分について、ゆっくりと見てみたいと思った。

今日も承認してみる。
「イベントの裏方として、懸命にサポートしていたね。」といってみた。
「当たり前のことだね。」と返ってきた。
それより、「しっかりと学生の想いを感じて、一緒に楽しんでいたね。」といってみると、
「そうだ。それが本当にお前が望んでいることだ。」と返ってきた。

自分のニーズを脇に置きつつ、自分が本当に求める心で言いたいです。
今日もありがとうございました。

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