第91号:スペシャリスト。

今日はある製造メーカーにエヌティ・クリエイトの技術顧問と一緒に訪問した。
板金金型の専門家であるが、鍛造金型の件ということで訪問した。
正直、鍛造と板金ではかなり違うため、話にならないかもしれないと少々不安だった。

訪問して、緊張した面持ちの中、会話を作り上げて言った。
どのような問題が起こっているのかということがいろいろと出て来た。
専門家はそこではあまりハッキリとこうしたら良いと言わない。
じっくりと相手の表情を観察しながら、味わうように話を聴いている様子だった。

そして、話だけではわからないだろうということで、現場に出た。
専門家は一つ一つ丁寧に確認している様子だった。
会話することなく、赤く熱された鉄塊が加工されていくのをじっと見つめている。

私が見ていても、なんとなく答えがわかりそうな内容なのに、
それでもじっと見つめる。
何を確認しているのだろうか・・・。
結局、頭をちょっと横にひねって打合せに戻った。

専門家は感じたことを一つ一つ丁寧に話していく。
そして、相手の表情を見ながら、大切に大切に言葉を渡していく。
その瞳が印象的だった。

「専門家とは、なんなのだろうか。」

  1. ある一定の分野で圧倒的な情報と経験を持っている
  2. 常に最先端を歩むパイオニアである
  3. 解らない人に難しいことでも解るように伝える人

特に、3.について強く感じた。
相手の表情を見つめながら話すのは、相手への気遣い、つまり尊敬や敬意であろう。
さらに、自分が伝えたいことが本当にきちんと伝わっているか、
相手の心で起こっていることを感じているような気がした。

私が目指すコーチ像とも近い気がした。
スペシャリストは人間としても研鑽を積んだ、プロフェッショナルのことなんだと思った。

ついつい、コンサルタントとして関わっているときの自分は、
思いっきり、横文字と難しい言葉を並べて、自分がいい気持ちになってしまっている。
これでは、本当に欲しい成果が得られにくい。

コーチでも、コンサルタントでも無い、スペシャリストとして生きて行きたいと思った。
勇気、行動、感動を提供し、「生きるよろこびの渦」を創る・・・。

心をじっと見つめながら言いたいです。
今日もありがとうございました。
また来てください。

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