第72号:自分への弔辞。

一日ご無沙汰してしまった。
昨年の7月から始まったコーチングラボウェストのプロコーチ養成講座も
今回の総括セッションで終わりとなった。

ビジョンクエスト、プロスペクト、人生のキーワード、そして、総括セッションと、
本当に素晴らしい!?と言ってもいいくらいに強烈なカリキュラムを終え、
感慨ひとしおという感じである。

共に学んだ8人の仲間ともお互いに称えあい、祝福しあい、
とってもいい雰囲気での終了式を迎えることができた。
全ては、SVと受講生の協働による成果だと思う。
本当に感謝である。

という訳で、2日間の京都の研修を終えて帰ってきた。
22時頃だっただろうか、最寄の駅に妻が迎えに来てくれた。
妻の車に乗ると、息子の姿が見えなかったが、
「お父さんを迎えに行きたい」と、さっきまで頑張って起きていたようだ。
時間も遅いし、どうやらダウンしてしまったらしい。

家に帰って、息子に帰ってほおずりをした。
そうすると、かすかに目を開けてこっちを見た。
今日も会えてよかったと心から思った。

今日、ある研修を行ったが、気持ちがシンクロしていると思った。
今回の総括セッションのコンテンツで、自分への弔辞を書くという研修である。

【耕之助から自分への弔辞】

皆様、本日はお足元の悪い中、故西田和英の告別式にご列席いただき、
誠にありがとうございます。
本日弔辞を述べさせていただきます長男の西田耕之助です。

お父さんとの思い出を振り返ってみると、うれしい気持ちが湧き上がってきます。

強い男の子になって欲しいと願い、忙しいのに空手に一緒に通ってくれたね。
お父さんばかり気にする私に、「友達と仲良くしなさい。」と突き放してくれたね。
今思えば、友達や自分と向き合うことの大切さを教えてもらったような気がしたよ。

日曜日になると嫌がる私を無理やり連れて、一緒にお墓まで走ったね。
今思えば、コツコツ続けることの大切さがわかったような気がしたよ。

お墓の前で、いつも僕の手を包み、手をあわせ、みんなへの感謝の言葉をいったね。
なぜか解らないけど、優しい気分になれたよ。

仕事では、「生きるよろこびの渦」を創るために、
どんなに人にでも優しく、味わうようにその人の気持ちを感じてあげていたね。
「あきらめるな!」とささやきながら・・・。
お父さんと話をした人は希望を持って生きることができるようになったね。
そんなお父さんを見て、勇気付けられたし、自分もまっすぐに生きて行きたいと思ったよ。

僕がお父さんと一緒に仕事をするようになってから、
私自身がしたいと言ったことに対しては、本当に厳しかったね。
中途半端だと「お前はどう思うのか?」と問いただしてくれたね。
そっと温かく見守ってくれている感じがしました。

晩年は、いろいろなところを釣りをしながら歩いていたね。
今までに行ったことのない川や海に釣り糸をたれる感動を楽しそうに伝えるお父さん。
そのうれしそうな顔を見ると、自分も幸せな気分になったよ。
また、孫に囲まれて幸せを味わっていたね。
みんなをいっぱいの愛で包んでいたし、私のことも精一杯愛してくれたと思います。

お父さん。
いろいろなことを教えてもらったり、釣りに行ったりしたいけど、もう一緒にはできません。
あなたがこの世にいなくなることを信じたくはありません。
残念でなりませんし、今は受け入れたくありませんが、この言葉しかありません。
さようなら。

そして、あなたは、「生きるよろこびの渦」を創っていましたよ。
自信を持って旅立ってください。
最後に、ありがとう。

【今の自分からの弔辞】

できない自分、別れのつらさと戦ってきたね。
そして、最後まであきらめなかったね。
生きるよろこびの渦をつくるために・・・。

恥ずかしくない背中だったよ。
誇りに思えるよ。
そして、皆に感謝しろよ。
皆が笑顔になっていくよ。

発表のときは涙でぐちゃぐちゃになってどうにもならなかったが、
終了して落ち着くと、次のようなことを感じた。

  1. 今の自分は少しずつ進歩している
  2. この死に方になるようにする覚悟が決まった
  3. 大きく舵を切る瞬間が来ている

もっといろいろな想いを感じたいが、まだまだ死に向き合えない自分がいる。
今日はこのあたりにしておこう。

いつも、大きな気付きをいただきありがとうございます。
まだまだ中途半端な自分がいますが、生き切る姿でお会いしたいです。
今日もありがとうございました。

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