第41号:おばあさん。

今日は91歳になる私のおばあさんの誕生日だった。
大正生まれのおばあさんは実に91年間生きてきた。
くるしいことも、つらいことも、そして、楽しいことも味わいながら生きてきた。

農業で身体を鍛えてきたせいか、普段の生活はとっても元気で大変なことは無い。
ちょっと調子の悪いときは、コミュニケーションのトラブルが起こる程度である。
本当に腹が立ったり、「もうっ!」と思ったりする。

父とも話したが、4世代同居で楽しく過ごせている家というのは限りなく少ない。
今日もおばあさんの好きなカニとビールでいっぱいやりながら、
2人のひ孫たちと会話をし、生きているという実感を味わっているのだろう。

二宮金次郎の歌や教育勅語の言葉をそらんじては、昔のことは覚えとるという話、
自慢げに話すおばあさんの声には力がある。
子供のころに戻ったような、そして、自信にあふれるような。

「自分が91歳になったとき、どのような状態になりたいか?」

やっぱり、展覧会の大木のイメージだろう。
もう若々しさは無く、節や傷は幹に沢山残っているが、大きく枝を繁らせ、
包み込むような奥深さや暖かさがある。
最後は、孫やひ孫まで囲まれて、一緒に遊んでいる。
ちょっとやっそっとのことではびびらず、すべてを受け入れている。
もうすぐ死んでしまうということに後悔も未練も無い。
でも、すこしでも長く生きて、子孫の成長を助けたり、見届けたりしたい。
おばあさんがある意味モデルなのかもしれない。

私の母は事情があっていないこともあり、私が小さいころから、
中学など難しい時期も含めて、おばあさんにすべて育ててもらった。
感謝せざるを得ない。
というか、偉大なるおばあさんに、ありがとうといいたい。

あと何日一緒にすごすことができるだろうか。
忙しいといわずに、少しでも多くの言葉と笑顔を贈りたいと思った。

私の個人的な話に付き合っていただき、ありがとうございます。
もっと、いろいろな大切な話を聴きたいです。

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コメント (2)

長生きされている方々の心は
自分は自分でいいんだ、
あるがままでいいんだということを
教えてくれますね。
つまらないことに感情的になっているときに
高齢の方とお話するとすごく楽になります。
だから今の仕事がやめられません♪

moriさん ありがとう。
あるがままの自分になることは、
非常に難しいですね。
長生きされている方と関わって、
あるがままを感じられる
moriさんはすごいですね。
日常の中でいろいろな感情や気持ちを
排して人生を俯瞰できる。
そんな感じなんでしょうかね。
もっと聴いてみたいです。

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