アーカイブ: 2008年11月15日

第315号:聴きたいこと。

今日は先日から全国ツアーの続く内部監査の最終日である。
高松、三豊と四国の2箇所を周る旅であり、讃岐うどんを食べる最もおいしい日である。
そのため、7時30分に集合して出発した。

それにしても、最近は毎日朝が早くて疲れに疲れた。
結局昨日も寝たのは1時、今日起きたのは5時ということで、
私にとっては生死の境目となる4時間睡眠の状態である。

車に乗り込んでいざ出発、瀬戸大橋を通って、高松へ向かった。
今日も快晴であり、車を走らせるととても気持ちが良い。
仕事をするのがもったいないくらいで、自分の遊びたい心に引っ張られるような気がした。

先日からずっと一緒に内部監査をやっている若手の統括管理責任者は落ち着いたもので、
今日の支店の内部監査の要点やポイントを伝えてくれる。
非常にシンプルで分かりやすい。

それと同時に、私がしゃべりたいことについて本当に上手に質問してくれる。
そうしていると、私はコーチというよりクラアントになり、しゃべりたくて仕方が無くなる。
私は調子に乗ってしゃべらなくても良いようなことまでついついしゃべってしまう。
本当にしゃべりたいところをきちんと聴いてくれるので、気持ちよくしゃべれるのである。

コーチングというと、答えを引き出すとか、引っ張り出すとかというイメージ強い。
でも良く考えてみると、クライアントがしゃべりたくないようなことまで質問することが多い。

でも実は、クライアントの話しは、しゃべりたければしゃべりたいほど、
そのクライアントにとって大切な話しであることが多いのである。
要するに、価値観が満たされたり、踏みにじられたりした話しなのである。

だから、コーチはクライアントがしゃべりたいことをしゃべらしてあげるのである。
クライアントの気持ちに寄り添い、楽しかったり、嬉しかったりという気持ちを、
一緒によろこぶのである。

また、悲しかったり、寂しかったりということも、クライアントは話がしたいときがある。
だれかにその気持ちを分かって欲しいとか、吐き出してしまいたい時である。
ただただ一緒に時間を過ごし、その気持ちを共有するのである。

まさに、ダンスインザモーメントである。
共に生きている中で起こる感情を味わうことをサポートするのである。

だから、コーチが聴きたいことと、クライアントが話したいことは異なることがある。
それをなくしていくためには、エネルギーを感じ、クライアントに何が起こっているかに注目し、
純粋で無邪気な子供のような好奇心をクライアントに向けるのである。

子供のような何にも意図が無く、純粋な好奇心に基づく質問であればあるほど、
人間は本当によく出来ていて、その場その時の感情を味わうことができる。
そして、自分の中から、本当に必要な答えを自分で見つけ出す力があるのである。
それを信じられるコーチでありたいと思った。

そうなるためには、自分に起こり来る感情や直感をしっかりとキャッチし、自己管理し、
クライアントの本当に望む姿を実現するためのコミュニケーションを作るのである。
そんな、コーチングの基本に立ち返りたいと思った。

純粋な好奇心による、聴きたいことを大切にしたい。

今日一日一緒に過ごしたネイティブコーチに感謝したい。

今日も自分を承認する。
「共に生きている人に感謝し、信じ、その時間を豊かなものにすることが出来たね。」
と言ってみた。
「もっともっと、その存在に尊敬と祝福を、そして、感謝して関わりをもってごらん。」
と返って来た。

汚れなき好奇心と、大地を包み氷を溶かす程の愛のある自分で言いたいです。
今日もありがとうございました。