アーカイブ: 2008年7月5日

第182号:俯瞰。

昨日も妙に疲れていて、早くから寝てしまった。
起きると5時になっていて、すべきことをぱっぱと片付けた。

といいながら、将来のかかったプロジェクトである事業計画書がまだ出来ていないため、
朝食後は、息子たちにかまうこともなく、仕上げに入った。
いざ詳細に書き始めると、意外と抜けやモレやダブりなど、細かいことが気になる。

前回、窓口の方に相談したところ、あまり、細かいことは言わないということだったので、
適度に、内容がわかる程度になんとかまとめられたので提出した。

同時に、昨日声を掛けた経営者の方から、丁重なお断りのメールが帰っていた。
ちょっとショックだったが、基本的に自分だけの力でやってみたいという思いのようだ。
非常に素晴らしいことだし、応援したいと思った。

その人のことを想い、お手伝いさせて欲しいと願ったので、ショックな面があったのだが、
本人が自分の力で何とかしたいという想いをグッと感じるとエネルギーになった。
人を信じる力のような気がした。

今日は師匠の社長に会いに行った。
その社長、あるいは、社長を取り巻く人たちとのコミュニケーションがいつも楽しい。
その中でも、今日は自分自身のネガティブな考え方に気が付いた。

まず、目標管理シートであるが、師匠は開口一番「いいのが出来た。」と報告してくれた。
通常だと、出来ていないところを指摘したくなるところだが、誉めてやってくれといわれた。
私としては、コーチでありながら、出来ていないところを見つけたい気分になっていた。

どうやら、この目標管理シートを作るにあたって、みんなが集まって話をしたり、
師匠がストーリーが見えるように書くようにという指示を出したようだ。
みんなの想いが込められているような気がして、うれしくなった。

そして、金融機関の方がこられて話を聴いていると、
私はついつい金融機関の方に対して文句が言いたくなる。
まさに、ネガティブなコメントを突きつけたくなったり、尋問したくなる。

そんな時でも師匠は良いところを誉めたり、その人自身を受け止めようとしていた。
素晴らしいコーチである。
あらためて自分の姿勢を問い直したくなった。

今日は、心に痛みをほとんど持たない状況のため、
少し浅いところでコミュニケーションしているような気がする。
なので、全くといっていいほど、例のエネルギーは湧いてこないような感じがする。

このことは、つまり、相手の瞳を見つめて、心の中に分け入り、
その人の想いを深く感じ、たとえ自分にとってよくない話であっても、
その人のために、受け止め、そうなって欲しいと願うということを意味している。

そこに私の心のエネルギーが発生する。
要するに、交流分析で言う値引きしているときには、発生しないのである。

今日は逆に違った視点で捉えようとしている自分がいた。
いわゆる俯瞰のスキルである。

たまたま、私の岡山コーチにお会いしたときに、
コーチングラボウエストの下村社長の話になった。

本当にこの方は、いつも飄々としていて、その澄んだ瞳に吸い込まれそうになる。
というか、私の心に焦点はあたっていなく、常に客観的である。
要するに、俯瞰のスキルを使って、自分自身をも他人のことのように描写的に伝える。

人生という大きな流れの中における自分、
今起こっていることの人生における意味、
そして、本当はどうありたいのか・・・。

「そんなこともあったなぁ。」とか、
「こんな風にしていきたいと思っているみたいですわぁ。」
「きっと、こんな場所に来ているんじゃないかなぁ。」
とか、自分のことでも人ごとのようである。
このような視点からちょっと軽い気分で、今日一日いられたのかもしれない。

これをコーチングやファシリテーションで活用すると、その人や、コーチとしての自分や、
その場自体を客観的に見れるようになる。
そうすると、関係性、現在の状態、ゴールの達成状況や人生ににおける意味が見えてくる。

こんなコーチもやってみたい、下村社長のようになりたいという憧れからチャレンジしていた。
結構気楽な感じで、いつものような心のエネルギーは必要ない。

「俯瞰するのと、心に焦点を当てるのはどう使い分けたらいいのか。」

  1. 事柄→感情→意味のそれぞれの段階で、心→客観と捉える
  2. ノンバーバルに集中し、その中での感情、その中での意味と捉える
  3. 事柄と本人のシナリオの関係の中から、感情と意味と捉える
  4. 事実と物の捉え方、そして、その人にとっての真実という視点で見る

実に難しい。
感覚の世界であるが、アクティブリスニングをしないと、聴きたいことがわからなくなってしまう。
常に相手の望むことや困っていることを意識しながら、聴くと良いのだろう。

今日は、そういった点ではいろいろと挑戦出来てよかったのだが、
相手を想うエネルギーを使えない自分に、セルフイメージとのギャップが生じて、
少し苦しくなっているようである。

いろいろな手法があるが、やはり今起こっていることに集中して、
その人の望むところに連れて行ってあげたいと思う。

承認してみる。
「自分が今必要なスキルである俯瞰のスキルにしっかりと取り組んでいたね。」といってみた。
「もっと、意識してやってみたら。」と手厳しく返って来た。
一つずつトレーニングを積んで行きたいと思った。

全てはお客様の成功のために、と生きている自分を感じながら言いたいです。
今日もありがとうございました。